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大坂なおみ選手のメンタルコントロール

  • 執筆者の写真: 二子玉川カウンセリングセンター ヒラマ
    二子玉川カウンセリングセンター ヒラマ
  • 2021年2月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年2月16日


大坂なおみ選手、全豪オープンのベスト8進出、おめでとうございます。

メディアで大坂選手の存在を知るようになってから、テニスや社会的な発信よりも、私はいつも彼女のメンタルコントロールの上手さに目を奪われてきました。天性のものなのか、ご家族や指導者に育ててもらったものなのか。でも若くしてプロデビューし、ツアーを重ね、すでにご自分でご自分を育むスキルも磨かれているように見えます。


全豪オープン4回戦で大逆転だったというニュースを知って、深夜にNHKで放送される録画中継を急遽予約録画。今朝、大急ぎで視聴し、試合も興奮しましたが、勝利後の別室インタビューに圧倒されました。

予約録画した自分の直感を褒めます。(今のところネットニュースでは文章になっていないようです。)


大坂選手;

(自身の成長について)「状況を受け入れるところだと思う。私は2回のマッチポイントで追い込まれていた。だから自分がコントロールできることだけをしようとした。」


お見事です!!

ストレスの多くは、自分がコントロールできないことをコントロールしようとして生じているもの。自分ではそんなつもりはないのに、自分でストレスを増やしてしまっている。だから、日頃のうちに「自分のコントロールできることだけをしよう」という考え方になっておくのが大事。

それを大坂選手はきっとご自分に課してこられているんですね。あれだけの接戦、しかも相手にマッチポイントを握られている状況でも、ニュートラルな状態に自力で戻れるほどに。


そして敗戦を喫したムルグサ選手;

「若い頃だったら、もっとがっかりしていたと思う」「だけど今は、トップ選手同士の対戦ではいろいろ小さな部分が勝負を分けるのを知っている。自分は正しい道を歩めていると思う」「自分のプレー内容にはかなり満足している」

彼女もかなりのメンタルコントロールのエキスパートですね。勝ち負け、結果に振り回されず、自分の人生をいきいきと輝かせるポイントは、やっぱりマインドの持ち方にあると思いました。


世界的な選手の懸命な努力と同一視するのはおこがましいとは思いつつ…

マインドの在り方ひとつで、こんなに力を発揮できるんだというメンタルトレーニングの効果は誰でも同じ。心理士としてとても嬉しく、励みになります。


大坂選手の試合後インタビューの画面です。

“In terms of growing, just accepting the situation I mean more…”

“I just tried to do the things I could do, like control the things you can control.”








 
 
 

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